はじめに
若いころは、 多少無理をしても、なんとかなった。
寝不足でも動けたし、 気合いで乗り切れる日も多かった。
正直、 「体力」について深く考えたことはなかった。
でも50代に入ってから、 同じやり方が通用しなくなった。
疲れが抜けにくい。 やる気はあるのに、体がついてこない。
そんな小さな違和感が、 少しずつ積み重なっていった。
⸻
FIREして、体力の正体に気づいた
FIREして、時間は増えた。
会社に縛られず、 自分のペースで一日を使える。
一見、理想的な状態だと思う。
でも、 体が動かなければ、 時間はただの「空白」になる。
体調が整っていないと、 やりたいことがあっても、 結局、何も進まない。
ここで初めて、 「体力は気合いじゃない」 と実感した。
⸻
この本を手に取った理由
そんなときに読んだのが、 『体力が9割』だった。
正直に言うと、 最初は少し極端なタイトルだと思った。
体力がすべて? そんな単純な話じゃないだろう、と。
でも、読み進めるうちに、 これは根性論ではないと感じた。
⸻
やろうとして、続かなかったこと
まず思いついたのは、運動だった。
ウォーキング。 筋トレ。 生活リズムの改善。
どれも正しい。 どれも一度はやろうとした。
でも、 正しくやろうとするほど続かなかった。
毎日やる。 回数を決める。 成果を出す。
気づけば、 また「頑張るモード」に戻っていた。
⸻
残らなかった習慣、残った違和感
続かなかったこと自体より、 自分に引っかかったのは、別の部分だった。
「また、無理を前提に考えているな」
仕事をしていた頃と、 同じ思考をしている。
FIREしたのに、 生き方だけが切り替わっていなかった。
⸻
変えたのは「足す」ことではなかった
そこで、やり方を変えた。
何かを足すのではなく、 先に削ることにした。
• 無理な予定を入れない
• 疲れている日は、堂々と休む
• 毎日やらなくてもいいと決める
体を鍛える前に、 体を消耗させない選択を増やした。
すると、 気持ちも少し楽になった。
⸻
この本を読んで、腑に落ちたこと
この本が言っている「体力」は、 筋力やスタミナだけではない。
• 続けられる余白
• 消耗しきらない判断
• 明日も動ける状態
それらを含めての体力なんだと思う。
だから、 体力がある人が勝つというより、 体力を雑に扱わない人が残る そんな感覚に近い。
⸻
体力が、人生の選択肢を決める
体が整っていると、 選択肢が広がる。
逆に、 疲れ切っていると、 選択肢は一気に減る。
人生後半では、 この差が想像以上に大きい。
自由な時間を、 自由に使えるかどうかは、 体の状態に左右される。
⸻
さいごに
体力がすべてではない。
でも、 体力を後回しにすると、 やりたいことも後回しになる。
これからの生活を 「静かに、長く続けたい」なら、 体力は土台として扱ったほうがいい。
📘『体力が9割』
